Vultrという海外VPNサービスを使ってみました。
なぜ海外
海外向けのサイトが作りたい事情があり、日本のVPSだと海外リージョンが(一部にはあるが)少ないし、海外サービスを使ったほうがレイテンシも低いかなと思ったので。
ちなみにVultrは東京リージョンもあるので日本で日本向けのサイト作るのにも使えると思います。$3.5/月を12ヶ月使うと$42/年、今のレートで4,782円くらいになります。
- さくらのVPS最安プラン
- CPU1/メモリ512MB/SSD 20GB/転送量無制限 → 7,543円(年間一括払い時)
- Vultr IPv4最安プラン
- CPU1/メモリ512MB/SSD 20GB/転送量月0.5TB → 4,782円
こうして見ると転送量制限がある以外はさくらと比べてもイケてるような。
ちなみに料金は1時間単位で計算されているので契約解除しても月単位じゃなく時間単位で請求されます。確認はしてませんがFAQ読むかぎりそのはず…。
参考:Vultr.com Frequently Asked Questions – Vultr.com
なぜVultr
- このへんを見て良さそうだと思ったので
- 他の有名なDigitalOceanやLinodeが$5/月プランからなのに対して$2.5/月(IPv4無し)や$3.5/月からのプランがある
- 持ち込みのISOも使える
- (東京リージョンもあるので日本向けに使ってもいい)
契約前に確認したこと
念の為サポートチャットも使って確認しました。(2018/10/04時点)
- $2.5/月のプランと$3.5/月のプランの違いはIPv4アドレスの有無だけ
- $2.5/月のプランにはIPv4アドレスが支給されない
- インスタンスのプラン変更はアップグレードはできるがダウングレードはできない
- インスタンスアップグレードによりデータが失われることはないがIPは変わる可能性がある
プラン選び
IPv6正直詳しくないので$2.5/月の次に安い$3.5/月のプランにしました。VPSはちょっとしたもの用で、スケールが必要なようなもの作るならAWSとか使えばいいので。
サインアップ
トップ画面でメールアドレスとパスワードを入れてアカウントを作ります。確認メールが届くので「Verify Your E-mail」をクリックして認証します。
支払い方法設定
アカウントにログインしたら、左のメニューからBillingを選択して、例えば住所が
163-8001 東京都新宿区西新宿 2丁目8-1
なら、
Your Name: クレジットカードの名義
Billing Address: 2-8-1, Nishishinjuku, Shinjuku-ku
Billing City: Tokyo
Billing Postal: 1638001
Billing Country/Region: Japan
のような感じで良いと思います。
いきなりデポジット入れる必要は無いと思われるので
「I just want to link my credit card」
にチェックを入れて登録します。
サーバーインスタンス作成
左のメニューから「Servers」を選択して、右上の方にある「+」アイコンをクリックします。
Server Locationから希望のリージョンを選びます。東京ならTokyo。
Server TypeからOSを選びます。
Server Sizeからスペック(金額プラン)を選びます。
あと必要ならSSH KeysやHostnameを設定し「Deploy Now」を押すとインスタンス作成が始まります。Servers > Instancesのページで該当インスタンスのStatusがInstallingからRunningに変わったら使えます。
SSHログイン
Servers > Instancesの中に作成したインスタンスがあるので、クリックするか右の「…」 > Server Detailsで詳細情報のページに行きます。その中にIPアドレスとrootのパスワードが記載されているのでそれで
$ ssh root@[サーバーのIP]
root@[サーバーのIP]'s password: (パスワードをペースト)
でログインできると思います。
(セキュリティ上rootログインは早めに無効化したほうが良いと思いますが)
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